テフロン™の成形法

テフロン™PTFEの成形法


PTFEは熱可塑性樹脂であり、その融点は未焼成状態で約340℃、焼成された成形品で327℃である。 予備成形品を融点以上の温度に上げると、白色不透明の状態から半透明になる。この状態ではゴム状弾性体であり、流動化しない。溶融粘度は380℃で1010~1011ポイズである。 したがって、通常の熱可塑性樹脂に用いられる射出成形や溶融押出し成形等が適用できず、金属の粉末冶金に似た特殊な成形法が用いられる。 PTFEの成形法は、基本的には、次の3工程からなる。

  • a)予備成形……原料粉末を所定の形状に押し固め、 より緻密化する。
  • b)焼  成……予備成形物を融点以上に加熱して粒子同士を融着する。
  • c)冷  却……結晶化度を調節する。

良質な成形品を得るためには、使用するパウダー特性を把握した上で成形品の形状、サイズ等により、予備成形条件、焼成条件を設定することが重要である。



■モールディングパウダーの成形法

  • 圧縮成形法
  • 自動予備成形法
  • アイソスタティック成形法
  • ラム押出し成形法

■ファインパウダーの成形法

  • ペースト押出し成形法

■ディスパージョンの成形法

  • ガラスコーティング法
  • 含浸法

テフロン™PFAおよびFEPの成形法


PFAおよびFEPは、PFAの融点約280~320℃、FEPの融点約260℃以上に温度を上げるとPTFEとは異なり溶融流動性を示し、一般の熱可塑性樹脂と同様の溶融成形法が適用できる。成形時の樹脂温度は非常に高く、通常320~400℃、しかも粘度が高いため溶融流動性が悪い。(380℃における粘度は104~106ポイズ)。また、溶融時に微量ながら分解物が発生し、金属を腐食しやすい性質がある。

  • 溶出押出し成形法
  • 射出成形法
  • トランスファー成形法
  • 回転成形法(ロトモールド法)
  • ブロー成形法
  • 圧縮成形法

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